暴れ出した掃除機を止めようとして、机の足にひっかけそのまま、床に顔面を叩きつけた。





痛いってもんじゃない、鼻血が止まらない。





多分顔アザになる。





起き上がれない、このまま掃除機と心中?





お母さん、助けて下さい!




その時、ポケットの中の携帯がなった。





お母さんが助けてくれたんだ。





床に倒れたまま、ポケットから携帯を取り出す。





相手が誰だか、確かめもせずに叫んだ。





「助けて!」





相手が何かいってるけど、それどころじゃない。





痛みをこらえ必死に立ち上がろうとした。





「夢子大丈夫か!」





司だ。





やっぱり司はお母さんと繋がってるんだね。