見えないモノと、指の銃。



目覚めても覚えている夢。
……はっきりと残りすぎだろ。

顔を洗おうと、部屋から出た。
冷たい水でも使えば、少しは気分もスッキリするんじゃないかと思って。



そして支度を整えて、登校中。
昨日のように腕は落ちていない。

だけど、不思議な感じだ。

いつもと同じ道のはずなのに、
何故か違う場所が重なって見える。

路地の真ん中に半透明の家が建っていて、
逆に、建物と同じ場所に、曲がり角が見える。


……これは一体、なんなんだろう。
実は俺、まだ夢の中にいるのか?


1度、家へ帰ろう。
そう思って引き返そうとした。

だけど後ろを向いた瞬間、眩暈が襲ってきた。