「ああああ、もう!無理だって!」 誰かが叫ぶ。 最悪だ。 あともう少しで階段という所で、 その目的の階段の横から、例の黒い物は現れた。 隠れて、いたんだろう。 この先に逃げ道が無い事を、 相手も知っていたんだろうか? とりあえず、全力疾走再び。 叫べるだけ凄いなと俺は思う。 俺は走りながら喋るのもキツいのに。 そしてまた、廊下の行き止まりへ戻ってきた。 全員がほぼ横並びの中、 どうにか先頭に出て、右側の教室へ誘導する。