「何あれ、何なの、怖いんだけど何、
ドッキリなの?ねえ、何なの?!」
一緒にいた内の1人が、
教室で話をしていた奴に詰め寄った。
しかし本人も混乱している様子で、
解らない、知らない、と、
それだけしか答えなかった。
どこで仕入れてきたのかは知らないが、
ただのホラ話だと思ったそれが、
実は本物だったのか、
もしくはその話につられた何かが、
面白がって本当にしたのか。
きっとそんな辺りだろうと、俺は思う。
実際にこんな目に遭うと知っていたなら、
彼だって話はしていなかっただろう。
聞こえてくる数字が
80秒台に差し掛かった所で、
俺はまだ問答を続けてる中に口を挟んだ。
「とりあえず逃げない?」
それかどこかに隠れよう。



