見えないモノと、指の銃。



……思い立ったのは、
それからすぐだった。


うちの学校の屋上は、立ち入り自由だ。
校則と同様に、管理が甘い。

昼休みは開放されているけれど、
他の時間にも、実は入り放題だ。


そうだ、ここから飛び降りよう。


隠し持った恨み辛み、全部書き残して。


腹の内なんて、全部お見通しなんだぞと。
そんな顔しても、本当は俺を見下してるんだろ?

そう告げたなら、アイツはどんな顔をするだろう。


理由を全部押し付けて、死んでみよう。


そこから実行するのも、また早かった。