見えないモノと、指の銃。



そうして、目的の家へと着いた。


外観はどこぞのお屋敷ですか、という風な、普段は目にしないような家だった。

中も、想像した通りの純和風。
玄関も広く、ここは旅館かと尋ねたくなる程だった。

しかし、どこからか旅行客の楽しそうな声がしてもおかしくはないその見た目を裏切り、家の中はシンと静まり返っている。


明り取りの窓はあるのに、薄暗く、どこか不気味だ。

それもそのはず。

玄関だけはそのままだけれど、
通され進んでいく先で見る窓はすべて、
カーテンどころか暗幕のような分厚さの布が天井から貼られていた。


何でだろう。

その疑問はすぐに晴れる事になった。