見えないモノと、指の銃。


だけど今度は、
朝、気が付くと学校とは別方向のはずの建築現場へと、勝手に足が向かっていた。


自分で気が付いて、慌てて学校へ向かおうとする。

そしたら転んだ。

また、何かに躓いたんだ。


そして地面についた手に、
また、あの、触れる感触がした。

起き上がるなと、
誰かに言われた気がする。

それを振り切って、手を上げる。


地面には何も無い。



気のせいだ。

どうにか自分にそう言い聞かせ、立ち上がった。