見えないモノと、指の銃。


チラチラ、というのは、
窓から例の風船が見えていたらしい。

寝ようとしたのに、殊更大きいヤツが
窓を叩く勢いで膨らみながら現れて、
それを撃ってみたならば、
首を絞めてる女が見えたから、ついでに撃った、と。

ついでなのかよ、とそんな感想を抱く話を聞きながら、コンビニまで歩いている。


もう女は居ないんだし、1人で大丈夫だと言ったのに、

「でもアレ、妄想の産物でしょう?
ならいくら消したって、生まれてきますよ?」

そんな事を言われたら、反論が出来なかった。


代わりに、強がり半分にこう言った。

「つーか俺、そんなにデカいの出す程、
怖がってなかったからな?」

「知ってますよ、アレが恐怖じゃない位」

返ってきた答えに、じゃあ何だったんだよ、と、新たに疑問を浮かべる。


それを尋ねようと思った所でコンビニについたから、とりあえずは目的達成の為、飲み物と食べ物を買った。