見えないモノと、指の銃。



途中、路地を曲がると、
丁度その時、後ろから車が来た。

後ろから照らされて、影が出来る。


実物よりも長いそれの足元に、
何か丸みを帯びた、同じく影が見えた。

それは、誰かの……頭。

下を向きながら歩くと、
頭から繋がる体の影も見えた。



足音なんて、さっきまでも、今も聞こえないのに。


誰かが俺の後ろに居る。