見えないモノと、指の銃。




意識が途切れると同時に、夢は覚めた。



…………無かった。

最後に見た、女の顔。

そこにあるべきパーツは、
1つも、何も存在しなかった。



今の夢は、やっぱりメールの所為なんだろうか。

動画の、殺される立場になった夢。
相手も女だったし。

それじゃあ一体、どう止めればいいんだ?


分かった事は、
きっとあの動画の、前半と後半は入れ替わっているという事ぐらい。


夢では声なんて聞こえなかったし、
何が何だかさっぱり解らない。


とりあえず、起きよう。


なんとなく、首にまだ、
誰かの手が触れている気がするけど。

さすりながら、登校する支度を整える事にする。