2階へ上がり、そして3階、4階。 止まることなく、三枝は上って行く。 ……ここ、結構高さがあったよな……? 何階に出る、とか 噂に詳細は無かっただろうか。 思い出しながら上っていると、 いつの間にか、 前に三枝の姿が見えなくなっていた。 置いて行かれないよう、 少しスピードを上げて上る。 足音は聞こえているから、 まあ階数を間違える事はないだろうけど。