「ありがとうございます。」
お母さんがやっとそれだけ言う。
「紅茶は、なんなんですか?」
王子が聞いた。だがお母さんは答えられずどもっている。
(しょうがない…)
「ニルギリです。ダージリンにしようかとも思ったのですが飲みなれているのではないかと思いまして…」
「ニルギリですか!スッキリとした香りでいいですね。このお菓子は?」
王子が聞いてくる。
私が答えたことに顔をしかめるかと思ったがお母さんはほっとしたようだった。
「このお菓子は私の手作りです。おきに召しませんでしたか?」
少し不安になった私は尋ねてた。
「いいえ、とっても気に入りました。オレンジ風味のシフォンケーキですよね?」
「はい、お隣からちょうど良いオレンジをいただいたもので。」
「甘すぎず、ふわふわしてておいしいです。」
「ッ…ありがとうございます…」
王子の笑顔に思わず顔が赤くなりそうだった。
(危ない危ない…)
それからは、緊張のほぐれたお姉ちゃんたちがしゃべり倒していた。
大臣たちが少し引いているように見えたのは気のせいだろうか?
お母さんがやっとそれだけ言う。
「紅茶は、なんなんですか?」
王子が聞いた。だがお母さんは答えられずどもっている。
(しょうがない…)
「ニルギリです。ダージリンにしようかとも思ったのですが飲みなれているのではないかと思いまして…」
「ニルギリですか!スッキリとした香りでいいですね。このお菓子は?」
王子が聞いてくる。
私が答えたことに顔をしかめるかと思ったがお母さんはほっとしたようだった。
「このお菓子は私の手作りです。おきに召しませんでしたか?」
少し不安になった私は尋ねてた。
「いいえ、とっても気に入りました。オレンジ風味のシフォンケーキですよね?」
「はい、お隣からちょうど良いオレンジをいただいたもので。」
「甘すぎず、ふわふわしてておいしいです。」
「ッ…ありがとうございます…」
王子の笑顔に思わず顔が赤くなりそうだった。
(危ない危ない…)
それからは、緊張のほぐれたお姉ちゃんたちがしゃべり倒していた。
大臣たちが少し引いているように見えたのは気のせいだろうか?