僕が彼女を守るんだ。

彼女をこの手で救うんだ。

望みをかなえる。

敵がいたら消す。

それが、自分の使命なんだから。

「――黎、君を守るから」

写真に向かって、そう呟いた。

「今すぐ、君を助けてあげるから」

深呼吸をすると、
「――今すぐ、ヤツらを消してあげるから」

写真に向かって宣言をした。

彼女を傷つけるヤツは、許さない。

彼女を汚すヤツは、許さない。

そんなヤツらは、この世から排除してやる。

――この世から、全て消し去ってやる。

 * * *