銀河の星屑

僕が椅子に座るよう促したら、姉は戸惑いながらも椅子に腰を下ろした。

「これから俺と水萌が話すことを聞いて欲しい。

内容は信じられないことかも知れないけど、よく聞いて欲しい」

「…わかった」

姉が返事をしたのを確認すると、俺と水萌は姉が眠っていた出来事を全て話した。

「そんなことが…」

全てを聞き終えた姉は、まだ信じられないようだ。

いや、信じる方が難しいか。

「章彦さんは?

章彦さんはどうなったの?」

そう聞いてきた姉に、
「監禁と殺人の罪で逮捕された。

本人は容疑を認めていないようだけど」

僕は答えた。