銀河の星屑

バイクをすっ飛ばして病院に到着した。

「ねえ、どう言うことなの?」

「理由は後で話す」

まだ訳がわからないと言う顔をしている姉の手を引きながら、水萌がいる病室へと向かった。

「水萌!」

「ああ、蓮ちゃん」

頭にまだ包帯を巻いているけど、水萌は元気そうだ。

「えっ、みーちゃん?」

水萌の姿を見た姉は、目を丸くさせた。

「頭、どうしたの?」

姉はまだ状況がわからないようだ。

「と言うか、今は何月何日なの?」

そう聞いてきた姉に、
「姉さん」

僕は呼んだ。