銀河の星屑

そこには、確かに姉の顔があった。

でも、中身は水萌のはずだ。

けど…何かが違うような気がする?

「私、どうしたの?

何でこんなところにいるの?」

彼女は訳がわからないと言うように首を左右に動かして、周りを見回した。

「みーちゃんは?

みーちゃんはどうしたの!?」

彼女は僕に聞いてきた。

みーちゃん…確かそれは、姉が水萌を呼んでいた名前である。

「私、みーちゃんと映画に行ってたんでしょ?」

彼女が聞いてきた。

もしかして、
「――姉さん…?」

僕は呟くように言った。