銀河の星屑

何かを言いたいと言うのはわかってる。

「やっぱりいいや!」

首を横に振った後で、水萌が笑った。

変な水萌だ、何が言いたいのかよくわからない。

「とりあえず、何か飲むか?」

僕がキッチンに行こうと足を動かした時、
「いいよ、わたしが行くから」

水萌がソファーから立ちあがった。

「行くからって、お前はまだ退院したばかりだろ?」

「でも、動いてもいいって言うことでしょう?」

そう言った水萌に、
「バカか、お前は」

僕は言い返した。