銀河の星屑

彼女の髪からは、シャンプーの甘い香りがした。

自分も使っているはずのメーカーなのに、彼女が使うと違うもののように感じた。

「――黎…」

「――章彦さん…」

お互いの唇が引き寄せられるように重なった。

後は、本能任せだった。

黎を寝室のダブルベッドに連れて行って、彼女を抱いた。

雨の音は聞こえない。

聞こえるのは彼女の声、ただそれだけだ。

今は黎が愛しくて愛しくて仕方がない。

中條は、黎を抱きしめた。


それ以来、黎と会うようになった。

大学の外で待ちあわせをして、こうして肌を重ねる。

それでも、中條は幸せだった。

愛しい黎に会えるなら、何でもいい。