銀河の星屑

「――佐々木…」

呟くように名前を呼んだ中條に、黎が顔をあげた。

「――えっ、先生…?」

黎が驚いているのも仕方がない。

自分は彼女を抱きしめているのだから。

「佐々木は…黎は、1人じゃないから。

僕がいるから。

僕が黎を助けるから。

だから、1人で何でも抱え込まないで。

1人で泣いたりしないで」

中條は小さな子供に言い聞かせるように言った。

「――先生…」

それに答えるように、黎が自分の背中に両手を回してきた。