返す言葉が見当たらないのと同時に、僕は情けなかった。
僕は、何を知っていたと言うのだろうか?
姉の何を見て、姉の何を知っていたのだろうか?
当人である姉は悩んでいて、苦しんでいた。
「テストで100点をとって学年トップの成績を収めても、両親は見てくれない。
わざと最後から数えた方が早い順に成績をとっても、両親は見てくれない。
決まって見ているのは、弟である君のことばかりだ。
“弟が憎い”って、彼女は言ってたよ」
頭を鈍器で殴られたような気がした。
――僕が憎い…?
僕は、何を知っていたと言うのだろうか?
姉の何を見て、姉の何を知っていたのだろうか?
当人である姉は悩んでいて、苦しんでいた。
「テストで100点をとって学年トップの成績を収めても、両親は見てくれない。
わざと最後から数えた方が早い順に成績をとっても、両親は見てくれない。
決まって見ているのは、弟である君のことばかりだ。
“弟が憎い”って、彼女は言ってたよ」
頭を鈍器で殴られたような気がした。
――僕が憎い…?



