撮影中も 家に帰っても 絢音のことが頭から離れない 一人で抱えこむなって… 「…なんのための俺なんだよ」 そっと呟くが、その声は絢音には届かない 俺は撮影に身が入ってないことをマネージャーにバレるくらい、絢音のことでいっぱいなのに… 絢音には届かないのか? 俺の気持ちは、いつも一方通行…――