明日になったら





撮影中も
家に帰っても

絢音のことが頭から離れない


一人で抱えこむなって…

「…なんのための俺なんだよ」


そっと呟くが、その声は絢音には届かない



俺は撮影に身が入ってないことをマネージャーにバレるくらい、絢音のことでいっぱいなのに…


絢音には届かないのか?



俺の気持ちは、いつも一方通行…――