ピンク色の包み紙に巻かれた飴玉


今朝、クラスの女にもらったヤツだ



「何味?俺、いちご味無理」


ストロベリーっと思いっきりかかれた飴玉

俺はため息をつきながらも、
飴玉の包み紙をはずした


「モテ期が再来する味」


三船の手に飴玉を乗せると
俺はすぐに歩き出した



三船はここの角で曲がらないと家には着かない
用は、別かれ道


「ありがと!高橋!」

大きく手を振った姿を見て、
俺も振りかえし三船と別れた