ハナを見送って、 空っぽになった部屋に戻ると まだかすかに残るハナの香りが嬉しくてたまらなかった 友達として ただそれだけなのに ただそれだけでも 俺にとっては、もう偶然だけで出会うことがないのが嬉しかった ずっと、ずーっと居られる 今、俺はハナを好きかどうかは 正直よくわからない あの笑顔に惚れこんだのには 違う理由が存在しているからだ 好きって言葉には いろんな意味があるもんだと思う