陽気に笑う、佐藤先輩を怨めしそうに睨みながら、佐藤先輩についていく。 ついた場所は、『第二音楽室』。 やっぱり此処は定番らしい。 「………本題に入るがその前に、」 「……?」 「…お前、真白のこと好きか?」 「っ」 なんでそんなことを聞く? そんな疑問を俺は、佐藤先輩に伝えることが、出来なかった。 佐藤先輩の瞳があまりにも本気だったから。