「男女逆転の白雪姫、やろうと思ってるんだ。」 一年にこういうのやりますよ、的な感じで、と、付け足す私を游真君は目を見開き、驚いた顔でみる。 その後、勘の鋭い彼は、試すような、遊んでいるような眼で私の顔を覗く。 「………それで」 最早、疑問文でもない。 何かを確信したような、口調。