母かと思ったがすぐに違うと判断した。


だって、母は怒り狂っているため
1階で机をトントンと叩いてる音が聞こえる。


「俺だよ俺!!」


ドア越しに兄の低い声が聞こえる。


「俺々詐欺なら間に合ってます!!」


私は苦笑しながらドアを開けた。