幕末陰陽師

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一体いつまで私は寝ていたのだろう。






キツネに運ばれて家に着いた所まではかろうじて覚えている。
だがその後の記憶が無い。
気付くと私は布団の上で寝ていた。






どうやらあの晩閃光が走った後、私は不覚にも気にあてられたらしい。





身体が耐えられず、熱を出してしまったのだ。






……結局あの男を調伏する事が出来なかった。


どこかでほっとしている自分に、私はわざと気付かないようにした。






…五年間も待ったのだ。






この時が来るのを…