「こぉんの、クソオヤジぃ゛ー!!」



「ギャー!;;
海、止めろー!!;;」



私から逃げ惑う父親。



「静まれ」



「…はいっ;;」



必死に追い掛け回してたのに、悠さんに捕まえられた。

背中に感じる悠さんに心臓バクバク。



「お父さんの前でイチャイチャしないでくれ…」



「何を言ってんだ。お前もわしの前でイチャイチャしただろ!」



「そうだったか?」



お祖父ちゃんと父親の会話を聞きながら、自分の座椅子に座ると、お祖母ちゃんがあたりめをくれた。



「ありがとー。やっぱさくらにはコレだよね!」



「いんや、枝豆だ」



お祖父ちゃんはあたりめが噛めないから、厭味なんだ。