翌日、私は翔さんに車を出して貰い、悠を病院に連れて来た。

吐き気が治まらないらしくて、心配だったから。

食べ過ぎじゃなくて、私に会いに来てくれた時に風邪を引いたのかも知れないし。

混み合う待合室で、悠は私の膝枕で眠る。

受付を済ませてくれた翔さんは、私の隣に座ると問診票を渡して来た。

私が書ける部分を全て書き、診察を待つ。

心配して声を掛けて来てくれた看護師さんは、悠の額に触り、熱がない事を確認する。

問診票を見て、「あれ?不思議ね…」と、意味深な発言をして去って行く。

私たちは、貴方の発言が不思議です;;