「ゆっちん。頑張ってね」



「ん。海のエールで一層、頑張れる」



「何か…照れるなぁ;;(笑)」



特別視されてるのがわかり、嬉しさと恥ずかしさが入り交じる。

恨めしそうに見て来た聖さんを真顔で見つめ返した。

…ふふっ。(笑)

聖さんは顔を歪ませて、私からまた目を背けた。

どうやら勝ったみたいだ。

クダラナイ勝負だったけど。



「優勝したら、どうするの?プロになるの?」



「ならない。その夢が叶った後は、聖との将来を考えるだけ」



「ゆっちん、可愛くなったなぁ」



「翔も成長しろよ」



「……はい;;」



…翔さん;;

益々、ゆっちんより弱くなってますね;;