家に帰ると、悠はまだ寝ていた。

駆け足で帰って来たせいか、体は少しポカポカしてる。

買い物して来た物を冷蔵庫にしまい、朝食の片付けを済ませる。

ついでとばかりにシンク の水垢を落として、ピカピカにして行く。

夢中なってると、ガタンッと音がした。

…へ…?

リビングを覗けば、何も異常なし。



「何だろ…」



玄関に行き、覗き窓から確認。

…翔さん!?;;

誰かに話し掛けてる。

ーーピンポーンッ



「…はぁい」



私は嫌な予感がしながら開けた。



「海ちゃん…」



「はい…」



「すまない!!」



…え゛ー;;

抱き締められましたけど!;;