「はる兄さ?高校時代に、コクられたから付き合った彼女が居たの」



「へぇ…」



…コクられただけで付き合うんかいッ!!

思わず眉間にシワを寄せる。



「けどその人…ストーカーの気(け)があって…」



「え…?;;」



けど、蘭の言葉で眉は下がり、冷や汗が流れて来た。



「気に食わない者には容赦ない。
妹である私は、生ゴミを頭上から落とされて、しょー兄はガソリンを掛けられた」



「……;;」



…私、危なくない?;;

思わず固まる。

蘭は思い出したのか、震えながら、「しょー兄にメールしなきゃ!;;」と、携帯を開いた。