「何で居るの?邪魔なんだけど」



「…邪魔しといて何だよ」



悠との情事の直前、蘭がスーツケースを持って現れた。

悠を邪険にしながら、蘭は持って来た服を、私の箪笥に勝手にしまい、悠の夜食用に用意してたうどんを「食べたい」と言って、ソファーに座る。

仕事途中の翔さんと、大学帰りの守さんが迎えに来ても、「煩い」と口を割らない。

私はうどんを作り、蘭に「何があったの?」と訊くと、「はる兄が悪いの!」と、お嬢様らしさを失ったように、うどんをズルズルと食べる。



「何で俺だよ」



「悠さんが悪かったとしたら普通、蘭はここに来ないだろ!何で俺のマンションに来ない!」



…守さん;;

話がズレてます;;