“海 HAPPY BIRTHDAY!!”と書かれた段幕の下に並ぶみんな。

悠・蘭・守さん・竜太郎さん・朋菜さん・ゆっちん・智・聖さん。

知ってる人、みんなが集まってくれていた。



「やっと、18歳だね!」



「海は酒豪でおっさんみたいだけどな」



蘭とゆっちんが花束をくれ、私はそれだけでうるうるとして来る。

智が「泣くな!」と、近付いて来たと思えば、竜太郎さんと朋菜さんが、「3人から」と、大きな箱を目の前に置いた。



「開けろよ」



「うん…」



私は箱のリボンを外して、箱の蓋を開けた。