ゆっちんは、「だよな!」と笑顔になった。

出会い方は最悪だったかも知れない。

けど、2人がお似合いに見えた。



「翔、仕事は何してんだ?」



「今はホスト。時期が来たら、母親の方の財閥の社長になろうかなって。
父親の方は兄貴だしな」



「凄い一家だな;;」



「だろうな。海ちゃんは金銭感覚の違いに、しょっちゅう目玉が飛び出そうになってるよ」



…そりゃあそうでしょ!

ハーゲンダッツで、私はかなり堪えましたから!

あたりめを銜え、翔さんを見ると、既にワインを呑んでいた。

自由が過ぎるって!