「暴れたら営業妨害だよ!;;」



「じゃあ、店ごと買う」



…凄い金銭感覚;;

私は悠が暴れぬように、腕にしがみついた。



「そうだ」



そんな私を、悠が見下ろして来た。



「白鳥の娘と居たのは、“諦めるから、最後に食事して下さい”って、言われただけだから」



「そうなんだ…」



手を握られ、私たちはやっと、笑い合った。

悠の隣に居る私が、恋する女って、自分でも思う。

友達らしいカップル。

それも素敵だけど、ドキドキしたり、色々と教えて貰える歳の差カップルも、悪くないよね。