もう、自分の馬鹿さに泣きたい。

プールに飛び込んで、頭を冷やしたい。



「守ーマモルーくーん!」



蘭がお気に入りの人らしい、翔さんのお友達を呼ぶ。

私は蘭の半歩、後ろに立って、悠さんと翔さんに頭を下げた。



「蘭ちゃん、久々!少し見ない間に、また可愛くなったじゃん!」



「守君の為に、パット3枚も重ねたよ!」



…え;;

何てカミングアウトをされてるんですか?;;

蘭の普通は言わない言葉に、私は苦笑しながら、プールサイドに足を掛けた。



「昨日、会ったよね?ごめんね。蘭の友達って知らなくて;;」



そこに翔さんが来て、私はプールに入るのを止めた。