昼過ぎ、目が覚めた。

隣には隣がまだ眠って居た。

しかし、寝相の悪い。

私は体に乗っかる智の腕と足を退かして、ベッドから出た。

コーヒーを淹れて、ワイドショーを見てると、智も起きて来た。



「コーヒーは?」



「飲む。飲んだらバイトあるし帰る…」



まだ眠そうにしながら、洗面所に行く智を見てから、ローチェストに飾られたフォトアルバムに悠を見付けた。

別れたのに、胸には罪悪感。

ただ、同じベッドで眠っただけなのに。



「コーヒーは?」



「あ、淹れるよ」



智はフォトアルバムをチラッと見た後、何事もなかったようにテレビを見て居た。