「こちらのテーブル席でお願いします」



「「……」」



来店し、隣の席に来たのは、悠・翔さん・蘭。

そして、姫李だった。

腕まで組んでいて、私は騒ぐ気持ちに、“別れたんだから”と言い聞かせた。



「守たち、どうしたの?」



蘭が守さんの隣に座った。



「海ちゃんと昼過ぎに竜太郎と居たら会ったから、朋菜も呼んで。なっ?」



「そうそう。海ちゃんがな…」



「竜太郎さんっ!!」



私は竜太郎さんに、何があったか話させなかった。

朋菜さんが私を見て来る。



「すいません!さくら、もう一本!」



笑って、コップに残ってた分を呑む。