「あーあ。よっぽど惚れたみたいね!」



「初恋がまだだから、わかりませーん」



私の分のコーヒーを発見した。

ちゅーちゅーと、ストローで飲む。



「応援するしかないか」



「何を?」



「海の初恋を、応援!」



…ん?

何でいきなり、初恋を応援してくれるんだろうか。

意味を理解しないまま、適当に頷き、白のバルーンワンピに着替えた。

日焼け止めを塗りながら、「出掛けよー」と提案すると、「うちのプールね」と、決められた。

毎年の恒例だから、良いけど。

ウォータースライダーもあるし!