責められて、後悔ばかりの夜になると思ってた。

けど、3人は私に“間違ってる”と言わなかった。

3人以外の人だったら、“それは違う!”って、怒ったかも知れない。

でも、守さん・竜太郎さん・朋菜さんだったからこそ、私は救われたのかも知れない。



「ありがとう…、ございます…」



「お礼なんて良いのよ」



「朋菜の言う通り!」



「俺らは、思った事を言っただけだから」



守さんは私におしぼりを握らせた。

私がおしぼりで涙や目の周りを拭うと、「パンダだよ?」と、守さんたちに笑われた。