「蘭の事は昔から知ってて、可愛くなってくし…いつの間にか好きだった。
でも、居心地の良さは純恋には敵わなくて」



「じゃあ、どうして蘭を選んだんですか…?」



「こんなダメ男に、“誰よりも好き”って言ってくれたから。
純恋にも新しい男が出来たし、ちゃんと1人の女を見ようって思った」



守さんは私にピースを見せた。



「好きな人を傷付けたら、謝れば良い。床に額をくっ付ければ。
海で海ちゃんの健闘を祈る(笑)」



「それはウケ狙いですか?(笑)」



サンダルを置き、短パンだった為、海に入った。