「3日後、君の答えをきく。
別れてなければ、確実に君は、彼氏の弟か妹を孕むんだ。
72時間、よーく考えると良い」



日暮さんはニヤリと笑って去って行く。

別れるなんて、言えない。

悠を“ボロボロになる位に振る”って、何…。

私にどうしろと言うの。

日暮さんの背中を見ながら、私は地面に座り込んだ。

…嫌だ…。

別れたくない…。

涙がアスファルトに落ちる。

私は時々、通る人も気にせず、泣いた。

涸れるまで。

ひたすら悠を思って。

…大好き…。

心の声。

悠に届いて、居るのだろうか。