私の分の支払いをしてくれてる悠にお礼とトイレに行く事を告げ、輪から離れた。



「先に駐車場に居るから!」



「はぁい!」



車のキーを、指でクルクルと回してる翔さんに返事をし、ホテルを思わせるようなトイレの入り口に入った。

左右に別れ、壁が鏡張りの廊下になってる。

女性マークの方に進み、また一つドアを開ければ、広いパウダールームと、個室が二つ、見えた。

パウダールームの鏡の前に立ち、歯に付着物がないかなどを確認して、マスカラが滲んでないかをチェック。

グロスを引き直し、髪型を整えて、出る準備。