嫌いじゃないけど、結婚となれば話は別。



「私、帰ります」



テンションが下がり、帰りたくなった。



「送る」



そう言って、悠さんは立ち上がったけど、飲酒運転になるし、まだ呑み始めたばかりで申し訳ない。



「大丈夫ですよ!1人で帰ります!」



鞄から1万円を出して、テーブルに置いた。



「さようなら!」



“コンビニに寄って帰ろう”と思いながら階段をルンルンと降りる。

テンションが急にハイになった。

私に似合った場所に帰るからだろう。



「やっぱり酒の肴は、あたりめでしょー!」