「ありがとうございました」



「こちらこそ、ありがとうございました。彼氏さん、喜んで下さると良いですね」



「あ…はい;;」



言わなくても、彼氏だとわかってたんだ。

私は苦笑いをしながらも、店員さんに頭を下げた。



「可愛いお客さんですね」



「いや…あ、ありがとうございます;;(笑)」



さっきから笑われてばかりだ。

あたふたしながらも、家に向かう。

誕生日パーティーは明後日。

…喜んでくれるかな?

きっと、喜んでくれるよね。

なんたって、悠さんだもん。