振り向かず、その場から立ち去る私は、



イサムの目にはどう映ったのかな。



誰から見ても、自分勝手で最低な女。



ごめんね。分かってる。



きっと、最後の最後まで、



私の決心はあなたを苦しめたこと。



イサムという存在を失う重み、



耐えられるのかって、



考えただけで、本当は不安でいっぱいだった。



でもね、人生は一度だけ。



時間は限られているの。



その限られた時間を大切にして、私は輝いていたい。



それが私の出した答えだから。