【短編】Birthday * kiss









康介くんのお風呂は、予想以上に綺麗で、隅々にまで掃除が行き届いている。


シャンプーで頭を洗っていれば、


ふんわり漂ってきた、康介くんの香り。


・・・あ、康介くんの匂いだ//


なんて、自分から香る匂いに浸ってしまう。


自分変態・・・。



外は、お風呂場にいてもはっきり聞こえるほど、まだ大雨みたい。






「・・・康介くんも、体冷えてるよね」






ちゃぽん、


と水音をたてて、湯船からあがる。


・・・・・


やっぱりこんな体、康介くんに見せられないっ・・・!





「美波ー?」


「っ!? あ、え、な、何?」





突然、脱衣場からの康介くんの声。


え、ちょっ、そこの扉開けたら、私のはしたない姿が・・・!






「ん、バスタオル、置いておくから。あと、姉ちゃんの服も」


「あ・・・、ありがとうございます・・・//」






なんだ、びっくりした。


ホッとため息をついて、脱衣場にもう康介くんがいないのを確認して、お風呂を出る。


さっき持ってきてくれたバスタオルからは、やっぱり康介くんのいい香り。


ドキドキしたのは・・・何でだろう。