【短編】Birthday * kiss





「わ・・・」


「きちんと隣いなきゃ濡れるって」





私を気遣って、私の肩を引き寄せて、距離をさらに縮める。


うわわぁ・・・//


私の心は今にも破裂しそう。


・・・それほど緊張してるし、恥ずかしいんだ。


ザーザー降る雨のせいで、きっと私の鼓動は聞こえてないはず。


ああ、雨に感謝だよ(笑)





「・・・ねぇ、やっぱり私、走って帰るよ」


「今さらダメ」


「だって・・・、ほら、康介くん肩濡れそうだし」


「大丈夫だって。それに、久々のふたりきりじゃん?」





ニヤッと笑う康介くん。


・・・っ// や、そうだとしてもさ・・・


やっぱり迷惑でしょ・・?





「で、でも迷惑だし・・・」


「もう、どんだけ頑固なんだよ(笑) 迷惑なわけないし」


「・・・・・」


「逆に、一緒にいること遠慮された方が困るし」






そう困ったように笑う康介くん見てたら、何も言えなくなって





「・・・うん」





そう頷くしかなかった。