【短編】Birthday * kiss







思わず声のした方を見ると、ダルそうにベッドに横になる康介くん。


いつもより熱っぽそうな康介くんに、胸が高鳴る。





「・・・ぁ・・//」


「遅すぎ、美波」





どうしよう、うまく舌が回らない。






「・・・っ具合、大丈夫?」


「ん、だいぶね」







完全に固まってしまって上手く話せない私。


そんな私に、いつもと同じ笑顔で、






「ちょっと来て」





そう言われ、


ぎこちない足取りで、康介くんの元へ向かう。


なんだろう。 昨日会ったのに、すごい久しぶりな感じがする。








「・・・ゎっ!!」






ふいに康介くんの手が伸びてきて、私を捕まえる。


触れた指先が、熱を帯びているのを感じた。





「ちょっ・・// だめだよっ」


「会いたかった」


「康介くん・・・」






さらに力込めて抱きしめる康介くん。


熱が私にも伝わる。


ちょっと苦しかったけど、なんだか私も安心して、すごい嬉しかったよ。



だから私も、


彼の背中に手をのばし、抱きしめた。